DRA-100を編集部で使ってみた
スタイリッシュなデザインと高音質で話題のDRA-100。コンパクトなのに高音質、しかも大出力でネットワーク機能まで持っています。そんな良いことづくめのDRA-100を編集部で実際に使ってみました。
スタイリッシュなデザインと高音質で話題のデザインシリーズのフラッグシップモデルDRA-100。コンパクトなのに高音質、しかも大出力でネットワーク機能まで持っています。
そんな良いことづくめのDRA-100ですが、実際に使ってみた場合の使いやすさはどうなのか、そして音はどうなのか。編集部で実際に使ってみました。
以前このブログでは「CEOL N9シリーズを編集部で使ってみた」を掲載しています。そちらも合わせてご覧ください。
ネットワークレシーバーDRA-100110,000 円(税抜)
製品の詳細についてはこちらをご覧ください
というわけでデノン公式ブログ編集部にDRA-100がやってきました。
とりあえず開梱してみました。
このあたりは実際にご購入いただいた方しかわからないので、ぜひお伝えしたいとおもいます。
DRA-100は箱を空けると白い緩衝用のシートに包まれています。シートは袋状ではなく風呂敷のような大きなシートで、丁寧に包まれています。
ですから開くとこんな感じ。出しやすいだけでなく、美しいのです。工場で丁寧に作られて、大切に包まれてここまでやってきたんだな、というストーリーを感じてしまいます。
実はDRA-100に限らず、多くのデノン製品はそのように梱包されています。
そして早速セットアップしてみました。こんな感じです。今回スピーカーにはダリのZENSOR 1を組み合わせてみました。
使用スピーカーはDALI「ZENSOR 1」ちなみにDRA-100のリアパネルはこんな感じです。
アナログイン、デジタルインのオプティカルとコアキシャル、ネットワーク端子、そしてスピーカーアウトがあります。
プリアウトは主にサブウーハー用としての使用を想定したもの。無線LANに対応しており、2本のダイバーシティアンテナがついています。
まず無線LANを使ってネットワークに接続してみました。さっそく電源を入れて「かんたん設定」を選ぶと自動的にネットワークを探してくれます。
そしてつなぎたいネットワークを選び、そのパスワードを入れるだけであっさりネットワーク接続は完了。パスワードはリコモンを使用して入力します。
↑無線LANで接続。あらかじめパスワードの準備を忘れずに。
というわけでネットワークの接続は完了したので、まずはDRA-100の音を聴いてみましょう。
一番お手軽なのはフロントのUSB端子にiPhoneなどを差して本体に入っている音源を聴くこと。
フロントのUSB端子に接続すると給電もしてくれるので、帰宅後にはiPhoneなどのスマホをDRA-100に差してしまえば、充電しながら本体内の音楽も聴けて一石二鳥です。
サウンドは、さすがに最新のデジタルアンプソリューションDDFAを採用した新世代のクラスDアンプです。
ミニコンポサイズですが、まさに完全Hi-Fiグレード。今まで聞こえていなかったような細密な音まで忠実に表現してくれます。これは圧倒的でした。クラスを超えたサウンドに唸らざるを得ません。
※DDFAについてはデノン公式ブログの「デジタルアンプソリューション「DDFA」とは何か」をぜひご覧ください。
ちなみにフロントのUSB端子は、スマホやタブレットだけでなくUSBメモリーも接続可能です。USBメモリーを差すだけで、内部にある音楽データを読み込んでくれます。
しかもDRA-100の素晴らしい点は、ハイレゾ音源も読み込んでくれること。つまりパソコンを起動したり、ハイレゾ用の再生ソフトを使用しなくても、メモリーにデータを入れて差し込むだけで手軽にハイレゾ音源が再生できるというわけです。これは便利です。
ちなみに再生できるファイルはハイレゾの場合では、DSDは2.8/5.6MHz、WAV、FLAC、ALAC、AIFFは192kHzまで対応。
もちろんWMA、WM3、MPEG4などの圧縮音源も再生できます。
今回はハイレゾ音源として、「ものんくる」の「南へ」を試聴。
クリアというよりはリアル、実在感があるというイメージ。非常に拡がりを感じる音場感です。それもこのサイズのオーディオの概念をはるかに超えています。
次にインターネットラジオを聴いてみます。こちらもパソコンなどを使う必要はなく、「Internet Radio」というボタンを押すだけでDRA-100が自動的に局をリストアップしてくれます。
世界中のインターネットラジオ局が出てきて、まさに音楽の宝庫。世界各地の”生きた音楽”をリアルタイムに聴くことができるのは、インターネットラジオならでは。
次にBluetoothを試してみました。
Bluetooth機器を最初に接続するときはペアリングが必要ですが、DRA-100はNFCに対応しているので、スマホやタブレットがNFCに対応していればタッチするだけでペアリングが完了します。
Bluetooth接続で、iPhoneに入っているMP3の音源を再生してみましたが、いつもヘッドホンで聴いている音とはケタ違い。
アナログ音源に近い音を再現するためのデノン独自のアナログ波形補償技術「Advanced AL32 Processing」のおかげでMP3に圧縮された音源でも想像以上の高音質が味わえます。
またAppleのAirPlayにも対応していますので、iTunesやiPod touch/ iPhone/iPad 内の音楽ライブラリーをワイヤレスで再生できます。
さらにMUSIC SERVER機能を使うと、ネットワーク経由でNAS(ネットワーク接続されたストレージ)やパソコンなどに入った音楽データも読み込んで再生が可能です。
ですからハイレゾデータなどの容量の大きい音楽データも大容量のNASであれば大量にストックできますし、いちいちパソコンを起動してNASのデータを読みに行かなくても、DRA-100だけで好きな曲を選んで再生できるわけです。
これはハイレゾ好きには待望の機能と言えるでしょう。
ハイレゾ音源は最大で5.6 MHzのDSD、そしてPCMでは192 kHz / 24 bitまでのフォーマットに対応しています。
実際にミュージックサーバー機能を使ってNASにある音源をヘッドホンで試聴してみました。
DRA-100はヘッドホンアンプにも力が注がれているだけあって、ヘッドホンアンプ再生もさすがの実力です。
このヘッドホンアンプは、スピーカー用のパワーアンプとは別にヘッドホン専用設計のアンプが使われています。
またインピーダンスの高いヘッドホンにも対応できるように3段階のゲイン切り替え機能を搭載しています。
大きな音で楽しみたい時や、夜には、ヘッドホンで聴いているという方は、ぜひ店頭で試してみてください。
ちなみにDRA-100の本体サイズですが、CEOL N9とほぼ同じサイズです。編集部にあるCEOL N9とならべてみるとこんな感じです。
さらにDALIのZENSOR 1と組み合わせたシステム(右)とCEOL N9+スピーカーシステム SC-N9のシステムを並べてみましたが、やはりほぼ同じサイズです。
ですからミニコンポが置けるのであればDRA-100は置けると考えていいでしょう。
いままでHi-Fiオーディオは使ってみたかったが、置き場所がなかった、という方にはピッタリのシステムだといえるでしょう。
というわけで「DRA-100を編集部で使ってみた」は、いかがだったでしょうか。新世代のオーディオってこういうことなんだなと、リアルに納得してしまいました。
今回はDRA-100をコンパクトなスピーカーと組み合わせて使ってみましたが、出力に余裕がありますので、もっと大きなスピーカーでもラクラク駆動できます。
大きなスピーカーをお持ちの方や、すでにHi-Fiシステムをお持ちの方はDRA-100を追加するだけで新世代のいい音が楽しめます。
ぜひ一度、店頭でDRA-100のサウンドをお確めください。
(Denon Official Blog 編集部 I)