デザインシリーズプレス発表 & クアルコム社 ダミアン氏ミニインタビュー
デザインシリーズのプレス発表の様子、DDFA™の開発元であるクアルコム社のプロダクトマーケティングマネージャー、ダミアン氏のミニインタビュー、そして同会場で開催されたデノン主催のDJイベントをレポートします。
デザインシリーズのプレス発表の様子、DDFA™の開発元であるクアルコム社のプロダクトマーケティングマネージャー、ダミアン氏のミニインタビュー、そして同会場で開催されたデノン主催のDJイベントをレポートします。
– デザインシリーズ新製品PMA-60、PMA-30発表会の様子
– クアルコム社プロダクトマーケティングマネージャー ダミアン氏ミニインタビュー
– Denon Special DJ Night Vol.2
[デザインシリーズ新製品PMA-60、PMA-30発表会の様子]
昨年のヘッドホンの記者発表に引き続き、今年もTSUTAYA O-WESTの階上にあるO-nestで、新製品PMA-60、PMA-30のプレス発表会を8月22日に開催しました。
また記者発表後に、デノン主催のDJイベント「Denon HP Special DJ Night Vol.2」を開催しました。
今回はこれらのイベントの様子と、記者発表にも登壇したDDFA™の開発元であるクアルコム社のプロダクトマーケティングマネージャー、ダミアン氏のミニインタビューもお送りします。
USB-DAC搭載プリメインアンプ
PMA-60(10月下旬発売予定)
詳細はこちらをご覧ください。
プリメインアンプ
PMA-30(発売予定)
製品の詳細はこちらをご覧ください。
いつもは川崎の本社で行うことが多い記者発表ですが、昨年に続き渋谷のライブハウスでの開催となりました。
O-nestはO-WESTの階上にあります。
ライブハウスらしい渋いエレベータを上がると、バーフロアにデザインシリーズがズラリと展示されていました。まず今回の主役の1つ、PMA-60。
本製品はさらに進化したフルデジタルアンプソリューションDDFA™を搭載し音質がさらに向上しています。
そしてもう一つがPMA-30(写真右)。
今回からラインアップに加わった弟モデルですが、DDFA™とは異なるフルデジタルアンプソリューションを採用しており、元気で明るい音質が特徴です。
左側にあるのはPMA-60、PMA-30と同一サイズのCDプレーヤーDCD-50。
PMA-60、PMA-30よりもワンサイズ大きいのがネットワークレシーバーのDRA-100(写真下)。
上に載っているのが、今年7月に発売されたDRA-100と同一サイズの薄型CDプレーヤーDCD-100。
こちらはヘッドホン再生にフォーカスしたヘッドホンアンプ、DA-310USB。
階下のメインフロアを使って開催された記者発表は満席でした。
新しいコンセプトのデノンのHi-Fiということで話題を集めていました。
まず製品の概要を国内営業本部 営業企画室志田鷹平が説明。
ネットワーク、ストリーミング、ハイレゾなどリスニングスタイルが大きく変化しつつある現在、よりカジュアルにHi-Fiサウンドを楽しんでいただくために作られたのが、デノンのデザインシリーズであるという趣旨を説明しました。
その後、PMA-60、PMA-30についての個々の製品の説明を行いました。
製品概要の説明に引き続き、新製品のPMA-60、そしてデザインシリーズのDRA-100、DA-310USBに搭載されているフルデジタルアンプソリューションDDFA™の開発元であるクアルコム社のプロダクトマーケティングマネージャー、ダミアン氏が登壇しました。
技術的な側面から一般的なクラスDアンプとの比較でのDDFA™の優位性、そしてDDFA™のデバイスのバージョンアップによる音質の向上についてのプレゼンテーションが行われました。
その後はPMA-60、PMA-30の試聴のセッションに。
サウンドマネージャーの山内が登壇。テクノミュージシャン ススム・ヨコタの作品やRadioheadの『OKコンピューター』の曲を再生。
大きめな会場でも充分の音量でハイエンドなスピーカーB&W 804D3を鳴らしきりました。
引き続いてマ営業企画室宮原から、今年のヘッドホンのコラボモデルとして以下の3つのモデルが発表されました。
AH-C620RAG アストロガールズスペシャルエディション第二弾
詳細はこちらをご覧ください。
AH-C160W 蒼井翔太スペシャルエディション
15種類×3パターンの録り下ろし音声ガイダンスを収録した完全限定生産モデル。
詳細はこちらをご覧ください。
TVアニメ「オーバーロード」のコラボヘッドホン。
AH-GC20 ヘッドホン・オブ・アインズ・ウール・ゴウン
詳細はこちらをご覧ください。
記者発表後にはDDFA™の開発元であるクアルコム社のプロダクトマーケティングマネージャー、ダミアン氏に、デノンブログが突撃独占インタビューを行いました。
[クアルコム社ダミアン氏 ミニインタビュー]
●本日はお疲れ様でした! 今回はこの記者発表のための来日だったのでしょうか。
(ダミアン氏のコメントは英語から日本語翻訳しています)
ダミアン:はい、今回の来日の目的は、今日のデノンの新製品発表会でのDDFA™についてのプレゼンテーションです。
●記者発表に登壇した感想はいかがですか。
ダミアン:デノンはオーディオ業界の世界的なリーダーであり、また私たちクアルコムの長期にわたる大切なパートナーでもあります。
今日は私たちのDDFA™の技術を搭載した新製品のローンチに立ち会うことができて感謝しています。
DDFA™を搭載したPMA-60はまさにエキサイティングな新製品で、音色も素晴らしいと思います。
この記者発表に参加でき、私たちの技術について語る機会を与えていただいたことに感謝しています。
●この試聴会でのPMA-60は素晴らしい音質でした。
ダミアン:私も非常にいい音質だと思いました。
先代のPMA-50よりもさらに良くなったと思います。
音としてはハイエンドですが、価格はリーズナブルに抑えられており、どなたにでも購入できる価格帯で、そこもPMA-60の素晴らしい点だと思います。
●パーソナルな質問ですがダミアンさんはどんな音楽を聴くのでしょうか。
ダミアン:私はブルース、そしてレゲエが好きです。実は私自身もミュージシャンで、ギターを弾いたりDAWで音楽制作をしています。
●なるほど。ところで日本にはどんな印象を持っていますか。
ダミアン:日本には年に1度ぐらいの頻度で、いままで7回ほど来ていますが、大好きな国の1つです。
世界のどこにも似ていないユニークな場所だと思っています。文化は独自ですし、日本の人々は尊敬できる方々ですし、それに食事も美味しいです。私は鉄火巻きが好きですね。
●ダミアンさんはどこのお生まれですか。
ダミアン:私はフランス人ですが、今はアイルランドのベルファストに住んでいます。
●デノンはフランスでも有名ですか。
ダミアン:大変有名です。私の父は1950年生まれですが、1970年代に買ったアンプを今でも使っています。
それがデノンでした。父のデノンのアンプで、Red Zeppelin、The Who、AC/DC、The Rolling Stonesを聴いて育ちました。
そのデノンの最新のアンプに関わることができたのは、とても感慨深いです。
●最後のデノンブログの読者にメッセージをお願いします。
ダミアン:クアルコムは良質なオーディオデバイスを供給しています。
デノンの新製品はまさに気軽にハイエンドなサウンドが楽しめるオーディオですので、ぜひDDFA™を採用したPMA-60の音を聴いていただきたいと思います。
●ありがとうございました。
[Denon Special DJ Night Vol.2]
新製品発表会後は同じ会場でデノン主催のDJイベント「Denon HP Special DJ Night Vol.2」が開催されました。
デノンによるO-nest でのDJイベントの開催は昨年に引き続き2回目となります。
今回は160名ほどご来場いただきました。
今回は3組のDJを迎えました.トップバッターはアイドルグループ「バンドじゃないもん!」のメンバーでもある恋汐りんごさんが登場。
恋汐りんごさんはアニソンを中心にプレイ。DJだけでなく、歌も披露し、来場したファンを大いに沸かせてくれました。
そのあとに登場したのは、昨年も参加してくれたアイドルグループ「9nine(ナイン)」のメンバーでもある佐武宇綺さん。
キュートなルックスとは裏腹にかなりビートが効いた曲が中心。新旧のヒット曲も散りばめられており、満員状態のフロアのテンションを一気にあげていきました。
ダンスフロアの上階のバーフロアではデノンのヘッドホン試聴コーナーが設置されました。
多数の方に試聴していただきました。
会場では、試聴コメントをtwitterに投稿された方に恋汐りんごさんのサイン入りAH-C820をプレゼント! という太っ腹企画も行われました。
そして3組目、大トリはPa’s Lam System(パズラムシステム)が登場。
Pa’s Lam Systemは神奈川県在住の3人組、2014年5月にフリーダウンロードでリリースされた「I’ m Coming」がグローバルに高い評価を得て、注目されたトラックメーカーユニットです。
動物のマスクをしたメンバー3人がガンガン踊りながらDJするスタイルで、キャッチーかつエッジの立ったEDMにフロアはどんどん煽られて、全員が踊りまくり。
ジャンルもスタイルもまったく異なる3組でしたが、どのステージも昨年以上の大変な盛り上がりでした。
当日ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。今回、お越しいただけなかった方々も、また次の機会にぜひお越しください!!
(Denon Official Blog 編集部I)