超初心者のための「サウンドバーって何?」
テレビの前に置くバータイプのスピーカー「サウンドバー」が最近注目を集めています。サウンドバーのメリットや選び方のポイント、テレビとの接続以外にどんなことが楽しめるか、などについてわかりやすくご説明します。
最近注目を集めている「サウンドバー」をご存じでしょうか。
サウンドバーとは主に薄型テレビの前に設置して使用するバータイプのスピーカーです。
一般的にはテレビの前に置いても画面を邪魔しない10cmほどの高さで、長さは50cmから1m程度という、横長でバータイプのスピーカーです。
↑液晶テレビ画面の前に置かれている黒いバーがサウンドバー(HEOS HOME CINEMA)。
●サウンドバーはなぜ注目を浴びているのか
ではなぜ、サウンドバーが注目を浴びているのでしょうか。
まず第1にテレビの音声が物足りないと感じる方増えたからです。
テレビが年々薄くなっていることで、テレビの中でスピーカーに使える容積が小さくなっています。
画面が大きく、高画質になったこととで、テレビの音声が貧弱に感じてしまうことが多くなりました。
最近では4K対応などで映像はますます進化しているのに、テレビの音声の質は相対的に下がる傾向にあります。
そのテレビの音をもうちょっと良くしたい、いい音でテレビを楽しみたい、というニーズが高まっています。
サウンドバーはそんな用途にベストマッチです。
第2に挙げられるのが、DVD、Blu-rayなどのパッケージの映像コンテンツ、あるいはNetflixなどの動画配信サービスを通じて、サラウンド音響の映像作品などの今までよりも高品質な音声の映像コンテンツを手軽に楽しめるようになりました。
しかしこれらを楽しむために、本格的なホームシアターを組むのは、結構大がかりで大変です。
そこでサラウンド音響などを手軽に楽しめる音響機器としてサウンドバーが注目を集めているのです。
●サウンドバーのタイプ
サウンドバーのタイプとしては、主にバースピーカーだけのワンボディ型と、低音専用のスピーカーであるサブウーハーとバースピーカーを組み合わせた2ボディ型があります。
↑2ボディ型のサウンドバー(HEOS HOME CINEMA)
【ワンボディ型】
バースピーカーのみで完結するので設置が簡単です。テレビとバースピーカーをケーブル1本でつなぐだけで、すぐに高音質な再生が楽しめます。
【サブウーハーとバースピーカーの2ボディ型】
バースピーカーだけでは再生が難しい重低音をサブウーハーが再生しますので、映画や音楽作品などで大迫力のサウンドが楽しめます。
サブウーハーにはコンパクトなものから大型なもの、さらにバースピーカーと無線で接続できるものもあり、使い方に合わせて選ぶことができます。
●サラウンド機能やネットワーク機能を搭載したサウンドバー
テレビの音声をよりいい音で楽しむことができるサウンドバーですが、楽しみ方を広げる機能として「サラウンド機能」や「ネットワーク機能」を持ったモデルが数多く出ています。
サラウンド機能は、バータイプのスピーカーでありながら、バーチャルサラウンドなどの機能により、実際に多数のスピーカーを部屋に設置しなくても、手軽にサラウンドサウンドが味わえます。
「バーチャルサラウンドってなに?」をご覧ください。
またサウンドバーはテレビや映像コンテンツの音を楽しむという使い方以外にも、音楽を再生するスピーカーとしても楽しめます。
たとえば、Bluetooth対応のサウンドバーもたくさんあるのですが、お手持ちのスマホやタブレット、パソコンの音をワイヤレスで気軽に再生できるので、リビングルームに専用のオーディオシステムがない場合は便利です。
さらにWi-Fiなどに接続できるネットワーク機能搭載モデルなら同じネットワークに接続している機器との連携が可能な上、マルチルーム機能があれば、様々な音楽コンテンツを対応機器同士でシェアすることも可能です。
そして、AirPlay対応であればMac OS、iOSの機器から音楽再生のほか、動画やゲームなど様々なアプリの音声を再生できます。
●サウンドバーの価格帯と特長
サウンドバーの価格帯としては大きく分けて、2~5万円クラス、5万〜10万円クラス、10万円以上という3つのクラスがあります。
- 2〜5万円クラスではサウンドバー単体でシンプルな単機能のものが主流で、手軽にテレビの音質を向上させることができます。
- 5万〜10万円クラスになるとバーとサブウーハーの2ボディ型のものが主流となり、音質を売りにしているモデルが多いです。
- またBluetoothやネットワーク機能搭載などテレビの音を楽しむ以外の用途でも使えるものや、4K HDRテレビなど最新の映像規格にも対応するモデルが増えてきます。
- 10万円以上のクラスではDolby AtmosやDTS:Xなど最新の3次元のサラウンドフォーマットに対応したモデルや、より高音質を実現したモデルなどがあります。
●HEOS機能を搭載したサウンドバーHEOS HomeCinemaが登場
最後に、デノンから発表されたばかりのサウンドバーの新製品をご紹介しましょう。
デノンが提案するWi-Fiでつなぐワイヤレスオーディオ「HEOS」機能を搭載した、ワイヤレスサブウーハー付きのサウンドバーHEOS HomeCinemaが登場しました。
ワイヤレスTVサウンドシステム
HEOS HomeCinema
オープン価格
※4月下旬発売開始予定
HEOS HomeCinemaはバースピーカーとワイヤレスのサブウーハーの2ボディ型構成。
デノン独自のバーチャルサラウンド機能により、フロントスピーカーだけで臨場感溢れるサラウンドサウンドが楽しめます。
またサブウーハーはワイヤレス接続で、横置きも可能なのでソファの下など、設置場所を選びません。
また、ほかのサウンドバーにない特長はHEOS機能の搭載です。
ストリーミングサービスに対応しており、Spotify、AWA、Amazonプライムミュージックなど話題の音楽ストリーミングサービスの音楽を聴くことができます※。
またHEOS 1、HEOS 3などのワイヤレススピーカーを組み合わせると、リビングのHEOS HomeCinemaで再生中の音楽やテレビの音声をキッチンなど離れた場所にいても一緒に楽しむことができます。
※HEOSでSpotify、AWAなどの音楽ストリーミングサービスを利用するには、有料会員に登録する必要があります。
HEOS HomeCinemaの製品概要についてはこちらをご覧ください。
HEOSについて、くわしくはこちらをご覧ください。
【発表記念!HEOS HomeCinema本体を1台プレゼント!】デノン公式SNSアカウント (@DenonJP)をフォローの上、#HEOSホームシネマ をつけて、ほしい理由を教えてください。締め切りは4/5(木)23:59。4/9までに当選者にDMで連絡。製品の発送は発売開始後(4月下旬)となります。※発送は国内のみです。 pic.twitter.com/2MmAGFYoFt
— デノン (@DenonJP) 2018年3月30日
(編集部I)