アナログからデジタル（CD）までソフトを選ばず、スピーカーの置き場所も選ばずホールや劇場の臨場感を演出する先進のDENONサラウンド
CDプレーヤー、 Hi-Fiビデオ、ビデオディスクへと、いよいよ本格化するAV時代。単なる「音＋映像」という図式では測り知れない「音×映像」の超ライブな興奮が、いま、マイルームに押し寄せています。
AVC-500は、こうした時代にいち早く対応し、より高感度・高感覚なAVの世界“イマジネーションの世界”を追求するDENONがプロデュースする、先進のサラウンドAVコントロールセンターです。
お客様が、バラバラに揃えられたオーディオ機器やビデオ機器を効果的にシステムアップしAVライフの楽しさを圧倒的に広げます。
先進のAVサウンドが楽しめる本格的サラウンド回路。
■ サラウンド回路:2チャンネルステレオのソフトならなんでも使え、より立体的で広がりのあるライブな音場を生み出します。DENONサラウンドは前方のステレオ信号は全くいじらず、サラウンド信号のみに30msecのタイムディレイをかけた本格的なもので、ソフトも自由で、置き場所も選ばず気軽に楽しめます。
ビデオライフの幅を広げる多機能編集システム。
■ 自動コピー回路：ビデオ1→2、2→1、3→1、2の並列コピー動作が入力セレクターと連動。オリジナルビデオの編集が機能的に行なえます。
■ ビデオエンハンサー回路：ビデオ編集時の映像劣化を防ぐとともに、画面ノイズの発生を阻止し、高品位画質が得られます。
■ 外部音声入力機能：ビデオ編集の際、オーディオソフトなどの外部音声が挿入でき、オリジナルビデオの作成に効果を発揮します。
■ プロセッサーコピースイッチ：ビデオ編集時の音声も、オーディオサウンドプロセッサー機能で創造できます。
アクティブな音創りが自在のサウンドプロセッサー機能。
■ エキスパンダー回路内蔵、グラフィックイコライザー：音のディテールを再現する5素子のグラフィックイコライザーを採用。しかも、音のダイナミックレンジを拡大するエキスパンダー回路の内蔵で、ひときわアクティブで躍動感あふれる音創りが楽しめます。
モノーラルサウンドがあたかもステレオのように聴こえるシミュレーテッド回路
映像・音声入出力3系統を備えた本格的なセレクター機能。
Hi-Fiビデオやビデオディスクなど、ますます増える"音の良い"映像機器に対応し、ステレオ音声と映像入出力3系統を装備。多彩な音声・映像信号を自由に、安定した状態で送り出せます。
迫力のHi-Fi音が楽しめる30W+30Wのハイパワー。
30W+30W（6Ω）の大出力パワーアンプを内蔵。 Hi-Fiビデオやビデオディスク、CDなど、あらゆるサウンドソースが、ダイナミックなHi-Fiサウンドで楽しめます。
スピーカーのレイアウトは自由自在。
好みのAV･サラウンド、ホームコンサートやホームシアターが演出できます。
（A）AVシステムの基本パターン
テレビとビデオをお持ちのお客様に最初におすすめしたい基本パターンです。
本機AVC-500とお手持ちのスピーカー又は防磁設計スピーカーSC-903Vを組み合わせればその日からAVの世界が広がります。
この時活躍する機能はオーディオプロセッサー機能でグライコやエキスパンダーによって迫力ある音質が楽しめます。また、モノーラルの番組でもシミュレーテッドステレオ回路を使用しステレオ的な音の拡がりが得られます。
（B）ビジュアル機器を中心こフルに楽しむ例
テレビやVTR、ビデオディスクプレーヤーを既にお持ちのお客様におすすめしたい例です。
ビデオセレクター機能と内蔵アンプ（30W+30W）を使って映像をより効果的に演出するシステム例です。
（C）オーディオ主体でライブな音場再生を追求する例
オーディオ派でハイファイ再生から音場再生（サラウンド）に興味をお持ちのお客様におすすめしたい例です。
お客様のお手持ちのシステムに本機とサブスピーカー（例 SC-101II）を接続すれば臨場感豊かな音場再生が楽しめます。
（D）説明より一度の体験。AVサラウンドシステム
（B）と（C）のシステムをAVC-500を中心にドッキングすれば、多彩な映像システムとオーディオシステムが完全に一本化。ソフトによって、ある時はシアターの臨場感を、そしてある時はディスコの、スタジアムの雰囲気を、AVCの持てる機能のすべてを駆使して、思う存分楽しめます。お客様には数多くの言葉より一度の体験が心を揺すります。
＜サラウンド再生時のスピーカー設置例＞
再生するソフトの種類によって、サブ・スピーカーの位置を工夫すると、より効果的にサラウンド・サウンドが楽しめます。この配置例の他にもサラウンドは天井に取り付けたり、レイアウトはお好みしだいです。DENONのサラウンドシステムはサブ・スピーカーの置き場所に制約されずにお楽しみ頂けます。
仕様
■ オーディオセクション
- 定格出力：30W+30W（1kHz、0.05%、6Ω）
- ひずみ率：0.03%（-3dB時1kHz）
- 周波数特性：10Hz〜50kHz+0.3,-3dB
- SN比：95dB（"A"カーブ ウェイティング PROCESSOR OUT-LINE）
- オーディオ入出力
・入力端子：
ビデオ3系統：150mV/30kΩ
TAPE/CD：150mV/30kΩ
・出力端子：
スピーカー端子：1系統（6Ω〜16Ω）
レコーディング端子：3系統 600Ω
モノラル端子：2系統 600Ω
ライン端子：1系統 600Ω
- シミュレーテッドステレオ回路
- サラウンド効果回路
- 5素子グラフィックイコライザー（63Hz、250Hz、1kHz、4kHz、16kHz）±10dB
- サウンドエキスパンダー回路
- 自動コピー機能
- ヘッドフォン端子
- プロセッサーコピースイッチ
■ ビデオセクション
- ビデオ入出力：
・入力端子：3系統 1Vp-p/75Ω
・出力端子：
モニター1系統：1Vp-p/75Ω
録画用2系統：1Vp-p/75Ω
- 周波数特性：5Hz〜6MHz±1.5dB
- エンハンサー回路:on、off機能付
■ 総合
- 電源：100V AC、50Hz/60Hz
- 消費電力：60W（電気用品取締法）
- 寸法：434(W)×97(H)×280(D)mm
- 重量：5.6kg
（昭和60年）
