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 (平成8年)

「ドルビーデジタルAC-3&THX5.1対応。ダビングステージの音場を忠実に再現。」
「ホームシアターから音楽ソースの再生まで、豊かな表現力で空間を充たす一体型AVサラウンドアンプ。」

AVサラウンドアンプ
AVC-A1
標準価格:330,000円(税別)

■1996年11月

ドルビーデジタルAC-3&THX5.1対応。ダビングステージの音場を忠実に再現。
ホームシアターから音楽ソースの再生まで、豊かな表現力で空間を充たす一体型AVサラウンドアンプ。

■ ドルビーデジタルAC-3に加え、映画館の迫力ある音場をAVルームで再現するTHX5.1に対応。

サウンドトラックを制作する現場のダビングステージで作られた音場をホームシアターで再現するTHX5.1に対応するTHXプロセッサーを搭載。映画館での再生システムと同様の表現効果を家庭用のスビーカーでも再現するリイコライザー回路や音色マッチング処理をし、音の移動をスムーズにするティンバーマッチング回路により、ドルビーデジタルAC-3デコーダーで処理されたデジタル信号をさらにグレードアップします。

■ 自然なアナログ信号に復元するマルチビット方式D/Aコンバーター搭載。

20Hz〜20kHzまでを受け持つ5chと3Hz〜120Hzまでを受け持つ0.1chのデジタル信号をDENONがピュアオーディオで培った高品位マルチビット方式のD/Aコンバーターにより、きわめて滑らかなアナログ波形に高精度変換。従来のドルビー・プロロジック・サラウンドでは得られなかった、幅広い再生帯域により、低域から高域まで表情豊かに再現します。また、アナログソースのサラウンド再生においてもプロロジックでの高音質再生ができるよう、高精度20ビットA/Dコンバーターを播載しています。

■ 劇場の音場を家庭で患実に再現する「D.D.S.C.デジタル」と「シネマイコライザー」搭載。

D.D.S.C.デジタルはルーカスフィルムによる理想的な劇場音質再生を実現したTHX5.1を世界で初めてAVアンプに搭載したDENONが、そのノウハウで独自に開発したデジタル入力にも対応するダイナミック・ディスクリート・サラウンド回路。サウンドクリエイターが狙った劇場での音場を家庭でも忠実に再現します。また、劇場用に高域を強調して録音されているセリフをAVルームの音場環境に合わせて調整し、より明瞭で、肉声に込められた微妙なニュアンスも表現するシネマイコライザーも搭載しています。

■ 各チャンネル完全ディスクリート構成を採用。

ドルビーデジタルAC-3の再生はもとより、ピュアオーディオアンプとしての実力を発揮するため、5つの同一のフルディスクリートアンプを採用。電源回路では、パワーアンプブロック、マイコンブロック、プリアンプブロックと3つのパワートランスを独立させ、各ブロック間の相互干渉を排除し、サラウンド再生から2チャンネルステレオ再生まで、ハイパワーによるピュアでリアルな音場再生を追求しています。また、電源コードは着脱タイプを採用しています。

■ ノイズの徹底排除を図ったセパレート構成のシャーシ。

アナログ回路、デジタル回路、コントロール系表示回路のそれぞれを分離し徹底した遮蔽を施して、各パート間の相互干渉によるノイズの発生を抑止。重厚なシャーシ構造により制振性とシールド性の向上など、純度の高い音の再生のために、Sシリーズ開発で培ったテクノロジーを投入しています。

■ DVD対応のデジタル入力等ホームエンタテイメントの進化に対応する豊富な入出力端子。

「AVC-A1-N」のピュアオーディオとしての機能を活かしきるため、オーディオ入力10系統、デジタルでは光入力3系統、同軸入力1系統、ドルビーデジタルAC-3用RF1系統のデジタル入力端子を装備。オーディオ出力はオーディオ機器、ビデオ機器用に5系統。さらに、セパレート型への発展に対応してフロント(FL、C、FR)、サラウンド(SL、SR)、そしてサブウーハー用の出力端子を用意しています。ビデオ入力は、スダンダード入力とS映像入力を各5系統用意。出力はスタンダード出力4系統とS映像出力3系統と、豊富な機器を接続できる余裕の端子群です。

■ 入力モードの自動選択

LDからAC-3 RF僑号と、デジタル信号とアナログ信号が入力された場合、自動的にAC-3 RF→デジタルまたはアナログの優先順位で信号を選択します。

■ MUSE3-1方式などマルチチャンネル音声入力にも対応。

ハイビジョン放送の音場再生システム「MUSE3-1方式」や「MPEGマルチチャンネル音声デコーダ」や「DTS音声デコーダ」などの入力にも対応し、独立した6ch音声入力端子を装備しています。また、サラウンドチャンネルはモノラル、ステレオのどちらの入力にも対応できます。

■ モニター画面を見ながら音場設定ができるイージーオペレーション。

リスニング環境にあわせたディレイタイムはスビーカーまでの距離をインプットするだけで設定するごとができます。また、各種パラメータ調整も、オンスクリーンディスプレイ機能によりモニター画面に表示されるグラフィックをAVルームのシステム環境に合わせてセレクトするという簡単な操作でできるイージーオペレーションシステムを採用しています。また、AUTOモードに加え、各スピーカーの音量レベルをテストトーンを聴きながら調整できるMANUALモードも用意しています。

■ 多彩な表現力を自在にコントロールする多機能リモコン。

オンスクリーンディスプレイ機能を使って視聴ポジションに最適な音場を演出する「システムセットアップ」をはじめ、すべての入力ソースに対し、それぞれにサラウンドモード、インプットレベル、チャンネルレベル、サラウンドパラメータなどの設定が記憶できる「パーソナルメモリープラス機能」。DENONのAVコンポをはじめ、主要国内メーカーのLDプレーヤー、ビデオデッキ、テレビの操作コードをあらかじめ記憶し、それぞれの機器の操作コードを記憶させる手間がいらない「プリメモリー機能付学習機能」など、手元でハイレベルなコントロールが可能です。また、ドルビーのホームシステム推奨によるリスニング環境を考慮した、ピークレベルのみをカットするダイアログノーマライゼーション(ON・OFF)、ダイナミックレンジ全体を圧縮するダイナミックコンプレッション(Hi、Mid、Low、Off)もコントロールすることができます。

■ ソースや好みにあわせて再生効果を調整できる多彩なサラウンドモード。

ドルビーデジタルAC-3再生のために新開発されたDSPを活用し、ワイドスクリーン、5チャンネルステレオ、クラシックコンサート、ロックアリーナ、ジャズクラブ、スーパースタジアム、マトリックス、モノと、ノーマル、ファントム、ワイド、3チャンネルのドルビープロロジックサラウンドを高音質で再生します。


主な仕様

[オーディオ部]

【パワーアンプ部】

  • 定格出力/フロント(2チャンネル駆動):170W+170W(負荷8Ω、1kHz)T.H.D. 0.7%、140W+140W(負荷8Ω、20Hz〜20kHz)T.H.D. 0.05%、5チャンネル駆動時:140W×5チャンネル(負荷8Ω、1kHz)T.H.D. 0.7%、ダイナミックパワー:170W×2チャンネル(負荷8Ω)、280W×2チャンネル(負荷4Ω)、350W×2チャンネル(負荷2Ω)
  • 出力端子/フロント・センター AorB:8〜16Ω、A+B:16Ω、バイワイヤリング:8〜16Ω、サラウンド:8〜16Ω

【プリアンプ部】

  • 入力感度/入力インピーダンス:200mmV/47kΩ
  • 周波数特性/10Hz〜100kHz:+0、-3dB(ダイレクトモード時)
  • S/N比/105dB(ダイレクトモード時)
  • ひずみ率/0.005%(20Hz-20kHz)(ダイレクトモード時)
  • 定格出力/最大出力/1.2V/8V
  • 最大ヘッドホン出力/284mW(8Ω)

【デジタル部】

<D/A出力>

  • 定格出力/2V(0dB再生時)
  • 全高調波ひずみ率/0.005%
  • S/N比/102dB
  • ダイナミックレンジ/96dB

<デジタル入力>

  • フォーマット/デジタルオーディオインターフェース

【フォノ・イコライザー部】

<PHONO入力REC OUT>

  • 入力感度/2.5mV
  • RIAA偏差/20Hz〜20kHz±1dB
  • S/N比/74dB(JIS-A、5mV入力時)
  • ひずみ率/0.03%(1kHz、3V出力時)
  • 定格出力/最大出力/150mV/8V

[ビデオ部]

【標準映像端子】

  • 入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω
  • 周波数特性/5Hz〜10MHz(+0、-3dB)

【S映像端子】

  • 入出力レベル/インピーダンス/Y(輝度)信号:1Vp-p/75Ω、C(色)信号:0.286Vp-p/75Ω
  • 周波数特性/5Hz〜10MHz(+0、-3dB)

[総合]

  • 電源/AC100V・50Hz/60Hz
  • 消費電力/455W
  • 最大外形寸法/W434×H181×D486mm
  • 質量/24.5kg

【リモコン】

  • モデル名/RC-813
  • 乾電池/DC3V R6P(単3形)乾電池2本使用
  • 外形寸法/W70×H215×D19mm
  • 質量/180g(電池含む)


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