日本コロムビア株式会社(DENON)ではこのたび、定評あるDENONのデジタルテクノロジーを活かした高音質・多機能CDレコーダーCDR-1000-N(CD-R/CD-RW対応)を発売いたします。
CDR-1000-Nは、高精度・高音質24bitD/Aコンバーターを搭載。音楽信号を高精度にデジタル録音し、CDならではの高音質再生を実現します。さらに、音楽信号が入力されると自動的に録音を開始するシンクロ録音モード、CD再生を自由に楽しむプログラム再生やランダム再生など、豊富な録音・再生機能を搭載。そして、ジョグダイヤルやリモコンのキーで簡単に各種タイトルを入力できるテキスト入力・表示機能など、高音質CD録音の楽しさを大きく広げる機能を搭載しました。また、さまざまなデジタルソースからの録音を可能にする3系統のデジタル入力端子(光1・同軸2)をはじめ豊富な入出力端子を装備し、システムの構築に幅広く対応しています。
自分好みの高音質のオリジナルCDづくりから、大切なアナログレコードの音楽を音質劣化なく保存できるアナログレコードのライブラリーづくりまで。DENONのCDレコーダーCDR-1000-Nが、CD録音時代のオーディオシステムの核として、多くのオーディオファンのニーズにお応えします。
特長
■ 高精度24bitD/Aコンバーターの採用など高音質設計を随所に実施
DENONの高音質テクノロジーを随所に生かし、D/A変換には歪率等の特性に優れた高精度24bitD/Aコンバーターを採用。また、オーディオ回路などのパーツにも、高性能の高音質パーツを厳選して採用しています。さらに、電源部もオーディオとデジタルに独立して電源を供給し、相互間の干渉を抑えています。これらの高音質テクノロジーによりCDに刻み込まれたオーディオ信号を忠実に再現し、高品位なCDサウンドをお楽しみいただくことができます。
■ 便利で多彩な録音モード
オーディオ信号が入力されるとその信号を検知して自動的に録音をスタート。録音のやり直しができないCD-Rの場合に安心・確実な機能です。シンクロ録音機能には(1)アルバム1枚を録音する「ディスクシンクロ録音」、(2)1曲だけ録音する「トラックシンクロ録音」、(3)ディスクシンクロ録音後に自動的にファイナライズを行う「オートファイナライズ録音」の3種類があり、オリジナルディスクづくりに威力を発揮します。また、手動操作のマニュアル録音も可能です。
■ フェードイン/フェードアウト機能
自分好みのオリジナルディスクづくりの楽しみを広げるフェードイン/フェードアウト機能を搭載。録音前にフェード録音の設定をおこなうと、録音中に停止またはポーズしたときにフェードアウトしながら録音を停止します。また、マニュアル録音モードの時はフェードイン録音にも対応。同様にフェード録音の設定をおこなっておけば、録音を始めたところからフェードインしながら録音を開始します。フェード時間は0〜10秒(0.05秒ステップ)まで調節できます。
■ トラックイレース機能(CD-RWのみ対応)
CD-RWに録音された最後の曲がらさがのぼって、複数の曲を同時に消去することができます。また、全曲を一度に消去することもできます。
■ テキスト入力/表示機能
録音したCD-R/RWディスクのアルバムタイトルやアーチスト名、曲ごとのタイトルやアーティスト名を、フロントパネルのジョグダイヤルやリモコンのキーを使って簡単に入力することができます。
● 入カテキスト数:1つのタイトルやアーティスト名には最大60字まで入力できます。
● 入力テキスト種類:アルファベット大文字、数字、記号
● テキスト消去モード:全テキストの消去と各タイトルやアーティスト名の消去ができます。
※ テキスト入力後にファイナライズすると、そのディスクをCDテキスト対応プレーヤーで再生させたときに入力されたテキストを表示することができます。
■ 倍速ファイナライズ
ファイナライズとは、録音されたディスクをCDプレーヤーで再生できるようにするために必要な、TOC情報を書き込む大切な作業です。CDR-1000では、このファイナライズ処理を約2分でスピーディに行います。
■ DATやBS/CS放送にも対応するサンプリングレート・コンバーターを搭載
DATやBS/CS放送のサンプリング周波数(32kHz/48kHz)を自動的にCDのサンプリング周波数(44.1kHz)に変換してデジタル録音がおこなえます。また、44.1kHzのデジタル入力信号はサンプリングレートコンバータを通さずに、そのままの高音質で録音できる44.1kHzダイレクト録音機能を採用。高音質のHDCDもデジタルでの録音によりHDCDのフォーマットのまま忠実に録音できます。
■ モニターモード搭載
CD以外のデジタルソースの信号(32kHz、48kHz)を44.1kHzのサンプリング周波数に変換して出力することができます。また、アナログ信号も本機のA/Dコンバーターで44.1kHzのデジタル信号に変換して出力することができます。
■ 振動を抑制するセンターマウントメカを採用
ピックアップメカニズムをシャーシ中央に配置。ボディの重量バランスを最適にすることにより、シャーシに加わるモーター駆動時の振動・共振を最小に抑え、音質への影響を排除しています。
■ クオリティの高さを物語る高級感あふれるデザイン
フロントパネルにアルミを使用。落ち着いたデザインが高級感あふれる雰囲気を生み出します。
■ 豊富な入出力端子を装備
アナログ入力端子はもちろん、CD、MD、BS/CS放送などのデジタルソースに対応する3系統(光1系統、同軸2系統)の豊富なデジタル入力端子を装備しています。また出力端子は、アナログ1系統、デジタル2系統(光1系統、同軸1系統)を装備しています。
注)
※ CDR-1000-Nで録音されたCD-Rディスクは、従来のCDプレーヤーでも再生できますが、CDR-1000-Nで録音されたCD-RWディスクは、従来のCDプレーヤーでは再生できません。CD-RW対応のCDプレーヤーで再生できます。
※ CDプレーヤーの機種によっては、CD-Rディスクも再生できない場合があります。
仕様
[オーディオ]
- 周波数特性:2Hz〜22.05kHz
- ダイナミックレンジ/デジタル録音時および再生時:100dB
- SN比/デジタル録音時および再生時:108dB
- 高調波歪み率/デジタル録音時および再生時:0.003%(1kHz)
- セパレーション/デジタル録音時および再生時:105dB
- アナログ入力録音感度:500mV
- ワウフラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下
- 出力電圧:2.0V
[信号フォーマット]
- サンプリング周波数:44.1kHz
- 量子化数:16bitリニア/チャンネル
[総合]
- 電源:AC100V 50/60Hz
- 消費電力:26W
- 外形寸法:W434×H100.5×D285mm(フット、ツマミ、端子含む)
- 質量:4.5kg