理想のアナログ波形再現技術AL24 Processing 搭載。
信頼のロングセラーモデル「1650」がさらにチューンナップ
株式会社デノン(DENON)では、当社のベストセラーモデルDCD-1650AZ-Nの継承モデルとして、理想のアナログ波形再現技術AL24 Processingを搭載したCDプレーヤーDCD-1650SR-Nを発売いたします。
DCD-1650SR-Nは同クラスで圧倒的な支持をうけたDCD-1650AZ-Nをベースに上級機種DCD-S10IIIL-Nで開発された技術を継承し、さらなる高音質再生を実現すべくチューンナップしたモデルです。DENONが誇る高音質技術AL24 Processingと高精度マルチ24bit D/Aコンバーターを搭載し、CD再生における究極のハイビットコンバージョンを実現しています。また、電源トランスのケースと取付ベースにDCD-S10IIIL-Nと共通のアルミ砂型鋳物を採用。クリーンな電源電流を供給するとともに、音質へ悪影響を及ぼすトランスの振動成分を抑えています。二重構造トップカバー、三重構造ボトムカバー、S.V.H(Suppress Vibration Hybrid)Loader等の防振技術も踏襲し振動による悪影響を排除しています。
1990年に初代DCD-1650が登場して以来、常にクラスでトップクラスの評価を受けてきた「1650」シリーズ。アナログ音源を彷佛させるその音質とともに、SR(Sound Reference)の名を冠した信頼のロングセラーが、既存のCDライブラリーから新たな可能性を引出します。
DCD-1650SR-Nの主な特長
■ 理想のアナログ波形再現技術AL24 Processing+マルチ24bit D/Aコンバーター搭載
AL24 Processingは、従来のALPHA Processingの技術を継承し、より量子化歪みを低減し、次世代メディアのハイビット化にもハイサンプリング化にも対応させ開発を行ったアナログ波形再現技術です。AL24 Processingは、入力されたデジタルデータを手掛かりに、その音が自然界に存在したはずのアナログ波形に近づくようにデジタルデータの補間を行います。CDに記録された16bitの信号を24bitのクオリティで再現することにより、音楽が静かに消えていく瞬間や無音から始まる瞬間などの低レベル再生時の音楽再生能力を高めています。また、AL24 Processingにより得られた24bitのハイクオリティデータを忠実にD/A変換するため、マルチ24bit D/Aコンバーターを採用。マルチ24bit D/Aコンバーターは電源電圧(電流)の変動による影響を受けにくく、また帯域内量子化歪みレベルが周波数に無関係に一定しているので、ノイズが耳につきにくく、クリアなサウンドの再生を聴くことができます。さらに、このD/Aコンバーターを片チャンネルあたり2個ずつ、差動で使用する4DAC構成とし、原理的にゼロクロス歪みの発生をなくす『LAMBDA S.L.C』(ラムダスーパーリニアコンバーター)とも相まって、微小信号まで透明感があり、音楽の絶妙なニュアンスまで表現します。
AL24 プロセッサー
■ 徹底した防振構造、鋳物トランスベース&トランスケース
上級機種DCD-S10IIIL-Nと共通の鋳物トランスケースとトランスベースを採用。内部損失が大きく振動を伝えにくい鋳物ベースを振動の発生源であるトランスのケースと取り付けベースに使用することで、内部での振動による音質への影響を徹底して抑えています。また、好評の『S.V.H.Loader』はディスク再生時には不要となるローダーを樹脂と金属を重ね合わせハイブリッド化することで振動を抑えています。さらに防振性の高いプロテイン塗装を施し、ローダーの両サイドを金属でしっかりと押えたダブル・メタル・ガイド機構の採用など徹底した防振構造となっています。シャーシ構造も二重トップカバー、三重ボトムカバーで高い剛性を確保、外部からの振動による音質への影響も徹底して排除しています。
鋳物トランスベース&トランスケース
■ DUALトランスの採用
音の純度を守るため、オーディオ系とデジタル系とをトランスレベルで分離、DUALトランス構成としデジタル系からのオーディオ部への干渉を極力抑えています。電源コードにもインレットタイプの極太ACコードを使用し、電源のインピーダンスを抑えています。
■ 高音質部品の採用
オーディオブロック、電源ブロックなどに上位機種等に採用され高い性能が実証されている高音質電解コンデンサーをはじめとするさまざまな音質パーツを採用しています。
■ CD-RWディスクの再生に対応
ファイナライズ処理を行った、CD-Rディスク、CD-RWディスクの再生が可能です。本機で音楽を楽しむ幅を広げます。
DCD-1650SR-Nの主な仕様
【オーディオ】
- チャンネル数:2チャンネル
- 周波数特性:2Hz〜20kHz
- ダイナミックレンジ:100dB
- SN比:118dB
- 高調波ひずみ率:0.0018%(1kHz)
- セパレーション:110dB
- ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下
- 出力電圧:2.0V
【使用ディスク】
- コンパクトディスク(CD-DA 、ファイナライズ済みCD-R/RW)直径 120mm/80mm
【信号フォーマット】
- 標本化周波数:44.1kHz
- 量子化数:16bit リニア/チャンネル
- 伝送ビットレート:4.3218Mb/秒
【デジタル出力信号フォーマット】
- フォーマット:DIGITAL AUDIO INTERFACE
- COAXAL出力電圧:0.5Vp-p/75Ω
- OPTICAL光出力:-15dBm〜-21dBm
- 発光波長:660nm
【総合】
- 電源:AC100V 50/60Hz
- 消費電力:17W
- 外形寸法:W434×H135×D340mm
- 質量:12.7kg
【リモコン】
- リモコンユニット:RC-281
- リモコン方式:赤外線パルス式
- 電源:DC3V 単3乾電池2本使用
- 外形寸法:W68×H233×D20mm
- 質量:160g