日本コロムビア株式会社(DENON)は、単品コンポの新しい形としてご好評を頂いているプレスタを擁するポイントコンポシリーズにさらに感性を高めた品番9.5を導入いたします。
今年で6年目を迎えるプレスタが誕生したのは1990年。オーディオ市場はフルサイズコンポの低迷と、ミニコンポ、ミニミニコンポの氾濫、低価格競争という混迷とした状況にありました。また一方で、消費者のニーズは、経済力が豊かになり、豊かにモノがあふれる中で、こころ、時間、空間の豊かさを求めて、(1)パーソナル(2)本物(3)便利(4)ナチュラル&ヘルシーを重視する方向へ変化してきました。
そのような中で、DENONは将来のオーディオの進むべき方向を真剣に模索し、従来型のAV機器には必ずしも満足していない「トレンディーな現代人」にマッチした新しい概念の単品コンポをめざし、業界に先がける形で「単品コンポの音質」と「CD時代のサイズ」を両立した“ポイントコンポプレスタ”を発表しました。おかげさまで多くのお客様のご支持をいただき、また、各社の参入もあり、今日“ハイコンポ”という新たな市場が形成されるまでになりました。
しかし、現在の市場を冷静に見つめると、必ずしも同じコンセプトの商品で市場構成されているとは言い難いと感じております。
そこで、DENONは新しい提案を行います。オーディオの市場のみならず、大きな視野で時代の潮流を見据え、21世紀へとつながるオーディオの進むべき道を示したいと思います。
時代は今、情報化社会、マルチメディア社会が進展する一方で、それらの社会がもたらす疑似体験を越えたよりリアルで、より温もりのある、より人間的な、より根源的な感動への欲求が高まっています。このような潮流の中で、DENONは今一度、オーディオの原点、人間の感性を揺るがす原点に立ち返ろうと思いました。
このような考え方から、従来のプレスタの本物志向をさらに進化させた9.5を開発。ハイエンドコンポーネントS1(Sensitive One)シリーズで培った技術を搭入したプリメインアンプとCDプレーヤーを発売いたします。
オーディオマニアだけでなく、豊かな感動を求めるすべての方へ。DENONは、プレスタがオーディオの新たな流れを生み出し、オーディオの世界の健全で息の長い発展に寄与できることを願っています。
特長
■ALPHAプロセッサー搭載(Adaptive Line Pattern Harmonized Algorithm)。
デジタルデータを手掛かりに、その音がアナログ波形に近つくようにデータの補間を行い、16ビットデータを20ビットクオリティで再現して微細なニュアンスや余韻まで描写するアナログ波形再現技術です。
■リアル20ビットラムダS.L.C。
超高精度20ビット電流加算型DACをL、R独立搭載し、ゼロクロス歪みを発生させないDENON独自のラムダプロセッサーによる駆動で一層の高精度化を図っています。
■高性能デジタルフィルター。
L、R独立のDACと8倍オーバ−サンプリングの高精度デジタルフィルターの採用により、アナログフィルターの特性を生かし、立ち上がりの良いクリアーな再生を可能にしました。
■厳選された高音質パーツを投入。
心臓部のDACには、DENON特別選別品を採用。音質コンデンサー、オペアンプ等を厳選するとともにトップカバーにアルミ押出し材を使用し、外部振動、外部音圧をシャットアウトしています。
■光、同軸2系統のデジタルアウト装備。
■タイムエデット、ピック、リンクなどの編集機能、ランダムプレイ、20曲プログラム、リピート(1曲、全曲、プログラム、A-B間)機能。