THE CD REFERENCE
現在到達しうる至高のALPHAプロセッシング&リアル20ビット4DAC Λ S.L.C.搭載。
「音楽」のすべてを引きだす、CDリファレンス機の新しい指標、ここに誕生。
世界独創。アナログ信号に極限まで迫る波形再現テクノロジー“ALPHAプロセッサー”搭載。
デジタルオーディオに残された最大の課題「量子化歪みの低減」に挑み、ついに完成に到った世界初のアナログ波形再現技術=ALPHAプロセッシング(Adaptive Line Pattern Harmonized Algorithm)を搭載。これは、CDなどに記録されているデジタルデータを手掛かりに、本来その音が演奏会場や録音現場などに存在したはずのアナログ波形に限りなく近づくようデジタルデータの補間を行ない、16ビットデータを20ビットクオリティで再現する、というもの。デジタル化によって失われた微細なニュアンスや余韻まで再現し、音楽の無垢な生命感まで清々と描きだします。「目の前にふと楽器が現れるような・・・」、「余韻が静かに消えていく張り詰めた空間を緻密に描くような・・・」、「ボリュームを上げても、あくまで耳に心地よい・・・」など、あなたが初めて耳にする「音楽」を体験できるはずです。
リアル20ビット4DAC Λ S.L.C.による至高の高忠実再生
ALPHAプロセッサーにより20ビットで再現された信号を、微塵も汚すことなくD/A変換するため、独創のデジタル技術を投入。 D/Aコンバーターは、超高精度20ビット電流加算型DACを各チャンネル当たり2個差動配置し、原理的にゼロクロス歪が発生しない、DENON独自のΛ S.L.C.(ラムダ・スーパー・リニア・コンバーター)による駆動で歪を抑え、S/N特性をさらに改善。とくにローレベルの音質を飛躍的に向上させています。また、Λ S.L.C.をALPHAプロセッサーを含めて1チップ化し、回路引き回しを減らし、不要ノイズも低減。加えて、最新のICテクノロジーを駆使して回路を高速化し、動作の安定性とデータ伝送の精度の向上を両立させ、みずみずしい音楽再現能力を誇ります。
デジタル部がアナログ部に及ぼす悪影響をシャットアウト。徹底したデジタル/アナログ分離構造を採用。
微小レベルの信号を完全に再現するには、デジタル部とアナログ部の相互干渉を徹底排除する必然性が生まれてきます。DCD-S10はその対策として、パワートランス、整流・平滑回路をはじめとする電源供給系において、デジタル回路とアナログ回路を完全に分離しました。さらに加えて、オーディオ回路とサーボ/デジタル回路を別ユニットの独立したレイアウトとし、信号の流れをクリーンなものとするとともに相互干渉を防止しています。
新開ローダメカとコラーゲン塗装のディスクトレイ
CDプレーヤーの心臓部であるピックアッフ駆動メカニズムのローダー部、およびベースシャーシ部を新開発。さらに加えて、銅メッキ鋼板によるシールドカバーの採用により剛性をアップさせ振動を徹底排除するとともに電磁気性ノイズの防止を図っています。ディスクトレイには、振動伝送を阻止するコラーゲンを配合した特殊塗料をコーティングし、ディスクへの振動を除去しています。
重量級シャーシによる無共振設計を貫くとともに、振勤を寄せつけない独創のインシュレーターを搭載。
音質を濁らす振動を排除するため、重量級シャーシを投入するとともに、シャーシ自体を低重心化。さらに、床と接するインシュレーター部には、焼結合金とアルミニウムの異種金属の複合材を採用することで振動を熱に交換し、音質への影響をことごとく排除。スピーカーからの音圧や置く場所の条件による音質変化もほとんどなく、安定した高音質を約束します。
センターメカマウントとし、さらに無共振思想を徹底。
CDプレーヤーで唯一の機械的駆動部であるピックアップメカをシャーシ中央に配置したセンターメカレイアウトを採用。ボディの最適な重量バランスを確保するとともに、シャーシに加わるモーター駆動時の振動・共振を最小に、音質に与える悪影響も最小限に抑えています。
1枚1枚のディスクのコンディションに合わせてサーボ量の調整が可能なデジタルサーボを搭載。
ディスクごとのコンディションを的確に検出する理想的なサーボコントロールを実現。従来のアナログ方式は、基準ディスクをベースとして相対的な範囲でしかサーボ量の調整はできませんでした。そこでDENONは、ディスクごとのコンディションを検出するデジタルサーボを開発。演奏する1枚1枚のディスクに合わせて最適のサーボ量の調整が可能。CDの大いなるポテンシャルを最大限に引きだすとともに、プレイアビリティにおいてもさらなる向上を実現しています。
デジタルオーディオシステム構築への発展性を秘めたデジタルインプット端子。
デジタルインプット端子を、光(TOS-Link)と同軸(COAXIAL)の2系統装備しています。これにより、本機を単体のDACとして使用することが可能になります。たとえばDAT、BSチューナー、LDプレーヤーなど外部デジタル機器を接続し、音質のグレードアップが構築できます。32kHz、44.1kHz、48kHzの3周波数に対応しています。
CD再生をより楽しくする豊富な機能を装備
ダイレクト選曲、プログラム選曲、リピート、マニュアルサーチ、オートマティックサーチ、インデックスサーチ、4段階ディスプレイディマー、フェーダー、ピークサーチ、ランダムプレイ、オートエディット、オートスペース、残量表示
仕様
- D/A変換方式名:リアル20bit 4DAC ラムダ スーパーリニアコンバーター
- フィルター:20ビット 8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター+GIC3次アナログフィルター
- 周波数特性:2Hz〜20kHz
- SN比:118dB
- ダイナミックレンジ:100dB
- 全高調波歪み率:0.0018%(1kHz)
- チャンネルセパレーション:110dB(1kHz)
- チャンネル間位相差:3°以内
- アナログ出力電圧:10kΩ負荷時2.0±0.3V
- 電源・消費電力:AV100V 50/60Hz 20W
- 外形寸法:W434×H120×D340mm
- 重量:14kg
- 保証書付