当社は、昭和55年10月に「デンオンの新しい風」としてDL-301を発売し、ジャズ・ロック・フュージョンなどのニューミュージックジャンルにも対応したエネルギッシュなNewサウンドを提案して参りました。
この度発売しますDL-301IIは、(1)振動系の生命ともいうべきカンチレバーを剛性を保ちながら軽量化し、解像度・エネルギー感・低域の締まりなど、格段にクオリティーを向上させ、さらに新しい提案として、(2)4ヶ所止め可能、金属ボディの採用により、シェルへの強固な取付けが出来る新しいセールスポイントを加えたモデルです。この様に、音質・機能さらにデザイン共、大巾なグレードアップをはかったDL-301IIは、今後カートリッジ市場に於て、大ヒットの狙えるモデルであると確信しております。
DL-301IIのセールスポイント
世界初、4ヶ所止め対応豪華メタルボディ採用 - クリア&ダイナミックサウンド
1. シェルへの固定を確実にする為アルミ合金メタルボディを採用すると共に、世界初の4ヶ所止めも可能にしました。(写真-2)
※ シェルによっては、オーバーハング調整の為、4ヶ所止めが不可能な場合がありますが、この場合は、写真-1の様に、フロント部ネジ穴を使用して2ヶ所止めを行ってください。
フロント部のネジ穴はカートリッジ本体のほぼセンターに位置していますので、バランスよく取付けられます。
2. 強固な剛体化ボディーの採用
不要な共振源を排除するため、マグネット、ターミナルピンを高強度樹脂で一体フレーム化すると共に、軽合金精密仕上ケースの採用により剛体化構造のボディーとなっています。
振動系を格段にグレードアップ - トレーシング能力の大巾アップ
■ カートリッジの生命は、ズバリ振動系です。
DL-301IIでは、 DL-303相当のアルミ合金テーパードカンチレバー(図-3)を搭載しました。十分な剛性を維持しながらさらに軽量化が実現し、機械のインピーダンスの大巾低減が計れることにより、トレーシング能力の大巾アッブが実現しました。
「マークII」の名にふさわしい1クラスグレードアップした音質
1. 強力サマリウムコバルトマグネット採用で、高出力0.4mVを実現。
出力は、0.4mVと高く、使い易い設計になっており細かいニュアンスもクリアに再生します。
2. DL-301の明るいサウンドをペースに、ひき締った低域の力感と素直に伸びた中高域が加わりました。
使い易さを重視した設計
■ DENON特性カートリッジホルダーは、オーバーハング調整バッチリ、ルーペ付で針先のチェックもOK!
針交換は「新品交換」で、常にNew感覚
1. DENON MCは針交換の際、針交換価格にて新品とおとり換えします。
2. さらに、モデルチエンジ針交換制度実施。
より多くのお客様にDL-301IIの良さを体験して頂くために、DL-301→DL-301IIの針交換が出来ます。
主な仕様
- 発電方式:ムービングコイル形
- 出力電圧:0.4mV(1kHz50mm/s水平方向)
- 左右感度差:1.0dB以内(1kHz)
- 左右分離度:28dB以上(1kHz)
- 電気インピーダンス:33Ω
- コンピライアンス:
・ダイナミック:13×10-6cm/dyne(100Hzレコードによる)
・スタティック:35×10-6cm/dyne
- 針先:0.07×0.14mm角ソリッドダイヤ特殊楕円針
- 針圧:1.4g±0.2g
- 再生周波数範囲:20Hz〜60kHz
- 自重:6g
- 負荷抵抗:100Ω以上(トランス使用の場合40Ω)
※針交換、本体交換:13,000円
※現行販売品
針交換希望小売価格 25,930円(税込)