POA-3000Zは、POA-3000のトータル・イメージを踏襲しながら、デンオンの最新テクノロジーをすべて投入し、デジタルオーディオ本格化のいま、誕生しました。
本機は、アンプの理想「無帰還ストレート増幅」を実現したデュアル・スーパー無帰還回路、そのクオリティと強大なパワーを支える高速・大容量電源部をベースに、ハイパウー250W+250W/8Ω(300W+300W/6Ω)、ハイスルーレイト±500V/μsec、極低ひずみ率0.002%を達成し比頬ない音楽再現性を実現します。
■新開発デュアル・スーパー無帰還回路搭載
●「ピュア・ダイナミック」パワーアンプを実現したデンオン・オリジナル無帰還技術
●ピュア・ダイナミックな無帰還パワー段を余裕十分に支える電圧増幅段
電圧増幅段は、あくまでもハイスピード化、広ダイナミックレンジ化を重視した回路およびデバイスを採用しています。左右独立の160Vの高圧電源の定電圧化をはかった上で、左右チャンネルを別々にドライブするというぜいたくな構成で、プリドライバー段での広ダイナミックレンジ化と高安定化をはかつています。
■強大なパワーで応える4パラレルプッシュプルのパワー段
最終出力段には、Pc130Wの大容量高速パワートランジスターを採用するとともに、4パラレル接続の余裕ある構成とし、小出力時から大出力時まで一瞬のゆるみもなくハイクォリティ増幅します。またデンオン・オリジナルのバイアス回路によりきわめて高安定な、ノンスイッチングひずみの発生やクロスオーバーひずみの発生を防いでいます。
●電流供給能力にすぐれた、プリドライブ/パワー段独立の完全モノラル構成の高速・大容量電源部
●自己診断機能のついたパネル・ディスプレイ
新次元を語るにふさわしいクオリティとパワーを秘めたインテリア・パネルは、大形ピークレベルメーター(0dB=200W/8Ω)と自己診断ディスプレイを中心にあしらったデザインとし、格調の高さと透明感を十分に表現しました。また、高級感のある鏡面仕上げのサイドウッドを採用し、プリアンプPRA−2000Zとのすぐれたコンビネーションを形成しています。
■セット内の動作状態を論理回路で自己診断
セット内の動作状態は、ヒートシンクの異常温度検出、左石各チャンネルのパワー段の動作状態などを順に自己診断し、その状態をフロントパネルの中央にあるディスプレイで表示します。POWERスイッチ投入後、約10秒で正常動作をインジケートし、ビジュアル的にもきわめて楽しいプログラムとなっています。
●その他
■CDプレーヤーやHiFiビデオなどデジタルオーディオ専用の入力端子付き(40kHzハイカット・フィルター入り)
■信号伝達ロスを極小にした、誘電率約-30%、絶縁抵抗約1,000倍のハイグレードプリント基板を採用
POA-3000Zの“デュアル・スーパー無帰還”構成とブロックダイヤグラム
■POA-3000との主な違い
- 自己診断機能が付きました
- デジタルオーディオ専用の入力端子が付きました
- サブソニックSWが前面に付きました(POA-3000はバックパネル)
- スピーカーのOn Off SWガ付きました(POA-3000はなし)
■主な仕様
- 定格出力(両ch駆動・正弦波出力・20Hz〜20kHz)
- 負荷8Ω時250W+250W
- 負荷6Ω時300W+300W
- 全高調波ひずみ率(20Hz〜20kHz、定格出力の-3dB・負荷8Ω)
- 混変調ひずみ率(60Hz/7kHz:4/1、定格出力相当振幅出力・負荷8Ω)
- TIMひずみ率
- 出力帯域幅(両ch駆動・負荷8Ω)
- 周波数特性
- 1Hz〜300kHz(+0/-3dB)(1W出力時)
- 入力感度/入力インピーダンス
- NORMAL IN:1V/18kΩ
- HIGH CUT FILTER IN:1.41V/25kΩ
- 出力インピーダンス
- SN比(Aカーブ・ウェイティング)
- スルーレイト
- ハイカットフィルター特性
- スピーカー負荷
- サブソニックフィルター特性
- レベルメーター
- 指示方式:ピーク指示、指示範囲-50dB+5dB(0dB=200W/8Ω)
- 周波数特性:10Hz〜100kHz(+0/-3dB)(1W出力時)
- 自己診断機能
- 電源/消費電力
- AC100V、50/60Hz/400W(電気用品取締法による)
- 寸法/重量
- W488×H199×D480mm(つまみ、端子、脚を含む)/30kg