高能率・高耐入力（91dB・80W）設計で極限のコンパクト化を達成。
■開発の狙い
SC-11は、コンパクトサイズスピーカーにおける性能レベルを一挙に飛躍させたDENON SuperBoy101のノウハウをさらに発展させ、91dB／80Wの高性能を片手で軽々と抱えこむことができるようなキャビネットサイズに収め、かつデジタル時代にも充分対応させ、想像をはるかに超えるダイナミックな音楽再生能力を獲得したスピーカーシステムです。
その名は若き勇士SuperBoy11（イレブン）!!
■各部の特長
左右対称設計とバスレフ方式によるエンクロージャー
- SCシリーズ初のパスレス方式採用こよる重低音領域の再現。
- 明確でシャープな音像定位を実現する左石対称配置。
サンドイッチサポート方式
- 上級モデルと同様ウーハーはフレーム全周をカバーするアルミダイカストリンクによるサポート
- ツイーターはアルミプレートとシーリングプレートによりフレームを両面からサポート。
3.2cmソフトドームツイーター
- 軽量かつ適度な内部損失をもつ新開発振動板採用。
- 固有振動を抑えて、きわめてスムーズに伸びた高域特性。
- 指向特性抜群でフラットなパワーレスポンス実現。
新開発16cmウーハー
- 高耐入力・高能率実現。
- カラレーションのないスムースなパワーレスポンスを誇る。
- 25cm口径クラスのマグネットと耐熱処理ボイスコイル使用。
- 北欧産系パルプを主体とした軽量かつ強轍な振動板。
- 深みと張りのある低音域、明るく透明感の深い中音域。
ピアレス社（デンマーク）と共同開発ユニット搭載（ウーハー）
■主要規格
- 形式：2ウェイ・2スピーカーバスレフ形
- 使用スピーカユニット：ウーハー（16cmコーン形）、ツイーター（3.2cmドーム形）
- 入力インピーダンス：8Ω
- 最大許容入力：80W
- 再生周波数帯域：45Hz〜22kHz
- 平均出力音圧レベル：91dB
- クロスオーバー周波数：4kHz
- 寸法：210（W）×355（H）×217（D・グリルなし199）mm
- 重量：5.5kg、ペア梱包約12kg
（昭和56年）
