日本コロムビア株式会社（DENON）では、 P.P.D.D.方式を採用し、さらにキャビネットにはランバーコア材を採用して豊かな音の表現を求めたスピーカーシステムSC-E727R-Mを新発売いたします。
SC-E727R-Mは、サイズを超えた重低音再生と歪感の少ないクリアな再現力で高い評価を得たDENON独自のスピーカー技術P.P.D.D.方式を採用。このDENON独自のスピーカー技術に加え、ヨーロピアン樺を使用したランバーコア材を使用した天然木のキャビネットによりP.P.D.D.方式の豊かな再現力を活かした、暖かみのある再生音を得ています。その音造りの基本は、DENONのハイエンドスピーカーで定評の豊かな表現力と聴き心地の良さを追求したヨーロピアンチューニング。また、天然木ならではの落ちついた風合いと聴き心地の良い音質がプレスタシリーズにもマッチ。リスニングルームを落ちつきのある上品な表情で演出します。
特長
■ 再生音に温もりを感じさせる天然木使用のランバーコア材を採用
従来使用していたMDF材等より自然な響きのランバーコア材を使用したキャビネットを採用。厳選されたヨーロピアン樺を使用し、天然木の無垢材ならではの優れた音響特性を複数の塗装工程による仕上げによって、さらに豊かな響きと、暖かい温もりを感じさせる再生音に練り上げました。
■ キレの良い重低音を響かせるP.P.D.D.方式を採用
14.5cmのウーハー2個をPush-Pull駆動させるP.P.D.D.（Push-Pull Dual Driver）方式の採用は、駆動力、振動等価質量が2倍になるため、低域再生レンジが拡大。スピーカー駆動時に発生する高調波歪も、背中合わせに配置された2つのスピーカーが互いの非直線歪成分を打ち消し合う方向に振幅することにより低減します。また、同一サイズのキャビネット容積では、1個のスピーカーの場合に比べて最低共振周波数を低下できるため、低域の再生能力が大幅に向上。スピーカーのサイズを超えた立体感のある豊かな重低音を実現し、しかもそのサウンドは、歪を抑えたクリアな音質までも獲得しています。
■ スピーカーシステムEシリーズの思想を受け継ぐ、音楽性重視の高音質設計
OFC内部配線材をはじめ、高音質コンデンサー等を惜しみなく投入し、本格的なヨーロピアンサウンドを実現します。
■ バナナプラグ使用可能なパイワイヤリング対応大型ターミナル
バナナプラグ対応の金メッキ真ちゅう削り出し大型ターミナルを採用。ターミナルはバイワイヤリングでの使用が可能で、より幅広い音の世界が楽しめます。
仕様
- 形式：2ウェイ3スピーカー、バスレフ形、防磁設計（ElAJ）
- スピーカー構成：14.5cmコーン形ウーハー×2、2.5cmソフトドーム形ツイーター×1
- 入力インピーダンス：6Ω
- 最大入力：100W（EIAJ）
- 再生周波数：33Hz〜45kHz
- 平均出力音圧レベル：88dB（1m、1W）
- 寸法：W194×H326×D318mm
- 質量：8.4kg（1台）
（平成10年）
