AVC-A110は、デノン創立110周年の節目を迎えるにあたり、今持てる技術とノウハウの全てを投入することでAVアンプのフラッグシップモデルであるAVC-X8500Hを超えるパフォーマンスを実現することを目標に開発されました。AVC-X8500Hの開発が行われた際に、開発期間やパーツのコスト、検証に要するリソースなど、様々な要因により採用に至らなかった高音質化のためのアイデアを全て見直し、サウンドマネージャーの鋭敏な感性によって再構築したものがAVC-A110です。ブロックコンデンサーや電源トランス、鋳鉄製フットをはじめ、純銅製のトランスベース、パワーアンプ回路のフィルムコンデンサーやインダクターなど、新たに開発、採用されたパーツは数百点にも及びます。その結果、AVC-A110はどこまでも広がる雄大なスケール感と手を伸ばせば触れられそうな音像の密度感を獲得し、サウンドマネージャーをして「もはや別次元」と言わしめるサウンドを実現しました。デジタルビデオ回路は、先立って発表された世界初の8K対応AVアンプAVR-X4700H、AVC-X6700Hと同様に8Kビデオ信号や幅広いHDRフォーマットに対応しており、映像も音声もかつてないクオリティでお楽しみいただけます。
主な特長
Audio – フラッグシップを超える圧倒的パフォーマンス
Video – 8K Ultra HD / HDR10+ / HDCP 2.3に対応
Network – HEOSテクノロジー搭載
デノンのAVアンプの頂点に相応しいクオリティと最大260W※の大出力を備えながら、一筐体に13chのパワーアンプを搭載するという相反する課題を克服するために、パワーアンプ回路をチャンネル毎に個別の基板に独立させたモノリス・コンストラクション構成を採用。チャンネル間のクロストーク、振動による音質への影響を排除することにより、チャンネルセパレーションを極限まで高め、純度の高いリアルな音場再生を実現しています。増幅素子にはHi-Fiアンプの設計思想を踏襲した大電流タイプのパワートランジスタ「Denon High Current Transistor (DHCT)」を採用。このDHCTをヒートシンク上に格子状にレイアウト、さらにヒーシンク全体をカバーする2mm厚の銅板によって放熱効率を高め、発熱が大きくなる大音量再生時であっても安定性の高いスピーカー駆動を実現しています。ヒートシンクには共振の少ないアルミ押し出し材を使用。さらに、新開発のフィルムコンデンサーやインダクターなど、厳選された高音質パーツをふんだんに採用。基板パターンの箔厚を2倍にしてインピーダンスを下げることにより、エネルギー感と安定感を向上。これまでのフラッグシップモデルであるAVC-X8500Hを凌駕するサウンドを実現しました。
※ 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch 駆動
AVC-A110は、新世代のオブジェクトオーディオ技術「Dolby Atmos」、「DTS:X」に対応。頭上も含む全方位に展開する自然な音響空間に包み込まれることにより、リスナーはあたかも映画の世界に入り込んだような感覚を得ることができます。13chのパワーアンプを搭載しているため、パワーアンプの追加なしに[7.1.6]やフロントワイドを含む[9.1.4]システムを構築できます。また、AVC-A110は「Dolby Surround」および「Neural:X」により、ステレオや5.1ch、7.1chの信号を立体的な3Dサウンドにアップミックスすることもできます。
AVC-A110は、IMAXとDTSによる厳格な性能基準を満たすIMAX Enhanced認定製品であり、IMAXとDTSの技術によってデジタルリマスターされたIMAX Enhancedコンテンツの再生に最適化されたサウンドモード「IMAX DTS」、「IMAX DTS:X」が使用可能です。これにより、ホームシアターにおいてかつて経験したことがないほどのクオリティで、映画制作者の意図通りにIMAX Enhancedコンテンツを再生することができます。
AVC-A110は、Auro-3Dデコーダーを搭載。5.1ch+サラウンドバックの7.1chシステムにフロントハイト(FHL+FHR)、センターハイト(CH)、サラウンドハイト(SHL+SHR)、およびトップサラウンドスピーカー(TS)を組み合わせた13.1chシステムで、自然で臨場感豊かな3Dサウンドを楽しむことができます。また、Auro-Matic®アルゴリズムによって、モノラル、ステレオおよびサラウンドコンテンツを自然な3Dサウンドにアップミックスすることもできます。
AVC-A110は、新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマット、MPEG-4 AAC(ステレオ、5.1ch)のデコードに新たに対応。4Kや8Kの美しい映像を臨場感豊かなサラウンド音声と共に楽しむことができます。
AVC-A110は最新のバーチャル3Dサラウンドテクノロジー、Dolby Atmos Height Virtualizer およびDTS Virtual:Xに対応。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない環境においても、高さ方向を含むあらゆる方向からのサウンドに包み込まれるイマーシブオーディオ体験が可能になります。3Dサラウンドフォーマットの信号はもちろん、ステレオや5.1ch信号に対しても適用することができるため、従来のコンテンツも立体的なサウンドで楽しむことができます。
AVC-A110は、15ch分のスピーカー出力端子を装備しており、フロントワイドやサラウンドバックを含む最大9chのフロアスピーカーと、センターハイトやトップサラウンドを含む最大8ch※のハイトスピーカーの内15chを同時に接続することができます。最大13chの同時出力に対応しており、再生するフォーマットやサウンドモードに合わせて再生するスピーカーを自動で切り替えることができます。プリセットされた9通りのアサインモードに加え、それぞれの端子に出力するチャンネルを自由に割り当てられる「カスタム」モードも搭載しています。また、フロントスピーカーの駆動に4つのアンプを使って高音質化する「バイアンプ」に加え、センター、サラウンドも含む5チャンネルのスピーカーをバイアンプ駆動する「5ch フルバイアンプ機能」を搭載しています。さらに、2組の異なるフロントスピーカーを切り替えて使用できる「A+B」などシステム構成に応じた柔軟なアンプアサインが可能です。また、メインゾーンで使用していないパワーアンプをゾーン2、ゾーン3のスピーカーに割り当てることでもできます。
※最大6chの同時再生に対応
優れた処理能力を備える32bitデュアルコアDSP「SHARC」プロセッサーを2基搭載。13.2ch分のデコードやアップミックス、AL 32 Processing Multi Channel、音場補正などの高負荷な処理も同時に行うことができます。また、15.2chプリアウトを装備しているため、パワーアンプを追加してシステムの拡張や音質のグレードアップが可能です。パワーアンプの動作を停止させ、高品位なAVプリアンプとしての使用を可能にする「プリアンプモード」も搭載しています。
デノン AVサラウンドアンプの設計思想である「コンテンツ制作者の意図をありのままに再現すること」を具現化するために開発されたD.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)。AVC-A110には、32ビットプロセッシングを行う最上位バージョンを搭載しています。サラウンド再生のために必要な信号処理回路を一つ一つのブロックに独立させ、32bitフローティングポイントDSPなど高性能な専用デバイスを用いてディスクリート化しています。また全チャンネル同一レスポンス、同一クオリティを念頭に構成。さらに、ピュアオーディオで培ったノウハウを基にパフォーマンスを最大限に引き出すよう、オーディオ回路をはじめ各回路に厳密なチューニングを施し、ロスレスオーディオやイマーシブオーディオの圧倒的高音質をダビングステージに迫るクオリティで再現します。
アルファ・プロセッシングは、CDの16bit信号を20bitに拡張して再生するピュアオーディオのための高音質化技術として開発されました。世代を重ねるごとに進化を繰り返してきた独自のアルゴリズムによって、補間ポイントの前後に存在する多数のデータからあるべき点を導き出し、限りなく原音に近付ける理想的な補間処理を行います。AVC-A110には、マルチチャンネル信号を32bitに拡張することができる「AL32 Processing Multi Channel」を搭載。オリジナルのアナログ波形を忠実に再現し、ホールに吸込まれるような残響音などの微小な音の再生能力を高めています。
豊かな情報量と力強いサウンドのために、リスニングテストを繰り返して厳選した32bit対応プレミアムステレオD/Aコンバーターを8基搭載。D/A変換回路を映像回路やネットワーク回路から独立した、専用基板にマウントすることにより周辺回路との相互干渉を排除しています。また、専用基板を用いることによってD/A変換回路、信号ラインおよび電源ラインのレイアウトの最適化を行い、音質対策パーツの選定、ポストフィルターの設計等と合わせ、高性能なD/Aコンバーターの性能を最大限に引き出しています。
信号経路を最短化し、音質を最優先した回路のレイアウトを実現するために、サプライヤーと共同開発した入力セレクター、ボリューム、出力セレクターそれぞれの機能に特化した高性能カスタムデバイスを採用しています。専用のデバイスを用いることにより、プリアンプ回路のレイアウトの自由度が飛躍的に高まり、無駄な引き回しのないストレートな信号経路を実現しています。
13chの同時出力時にもクリーンかつ安定した電源供給を行うために、AVC-A110専用のEIコアトランスを開発。その質量はトランス単体で8kgを超えるほどのものとなっています。さらに純銅製のトランスベースを追加し、放熱性を向上。このトランスとトランスベースの大きな質量を支えるために、メインシャーシにそれぞれ1.2mm厚のトランスプレート、ボトムプレートを追加。合計3.6mmの堅牢なシャーシによって振動の伝搬を防止しています。電源部のブロックコンデンサーには、AVC-A110専用にチューニングされた大容量22,000uFのカスタムコンデンサーを2個使用。余裕のある電源供給能力はそのままに、AVC-X8500Hと比較してもさらに低い重心と豊かなスケール感を実現しました。また、デジタル電源回路のスイッチング周波数を従来の約3倍とすることでスイッチングノイズを可聴帯域外へシフトさせ、再生音への影響を排除しています。デジタル回路用のスイッチングトランスにはシールドプレートを追加。さらに、電源回路全体をシールドプレートで覆うことにより、周辺回路への干渉を抑えています。
強力な電源と、安定度の高い回路構成を採用したパワーアンプは、4Ωスピーカーであっても余裕を持ってドライブすることができます。
音質に悪影響を及ぼす内部、外部の不要振動を排除し、音質を向上させるダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションを採用。ヒートシンクや電源トランスなどの重量物はスチール製のプレートを介してメインシャーシに強固に固定しています。また、専用の鋳鉄製フットを新たに採用。大質量、高剛性なフットによりシャーシを支え、圧倒的な制振性を実現しました。
設置する部屋によって異なる音響的な問題を補正する音場補正技術「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。各スピーカーの設置後に付属のマイクを使ってスピーカーの有無やサイズ、距離、音量などの基本的な調整値を自動的に設定します。さらに、最大8か所で測定したデータを解析することによって、スピーカーごとの周波数特性の違いや部屋の反響音などの音響的な問題を取り除き、多人数で映画を観る場合でも全員が理想的なサウンドステージを体感できるように最適な補正を行います。
さらに、Sub EQ HTも搭載しており、2台のサブウーハーを接続した際には個別に測定し、それぞれに最適な音量、距離の補正およびイコライジングを行うことができます。
「Audyssey MultEQ Editor」アプリには、AVレシーバー単体では設定できない詳細な調整項目が用意されているため、部屋に起因する音響的な問題に対してさらに精密なカスタマイズが可能になり、個々のユーザーの好みも反映した理想的なサウンドを実現することができます。インストーラーやホームシアターのエキスパートがこのアプリを使うことによってAudyssey MultEQの能力を最大限に引き出すことができます。
*有料アプリです。販売価格については各アプリストアをご覧ください。
ブルーレイディスクなどマルチチャンネルで収録されているコンテンツでは、低音(LFE)が遅れて収録されている場合があります。本機能を使用すると、LFEの遅れを0 ms~16 msの範囲で補正することができます。
8K/60pおよび4K/120pの映像信号に対応するHDMI入力を1系統(HDMI 7)、出力を2系統(モニター1/2)装備しています。また8入力/3出力すべてのHDMI端子が最新の映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。衛星放送やインターネットを通して配信される4K/8K Ultra HDコンテンツの超高精細映像をハイクオリティなサウンドとともに楽しむことができます。また、2系統のモニターHDMI出力で、TVとプロジェクターなど2つの画面に8Kまでの映像を同時に出力することができます。ゾーン2 HDMI出力からは、4K映像を別室に配信することができます。
※8K対応プレーヤーを接続する際は、“Ultra High Speed 48 Gbps HDMI”ケーブルをご使用ください。
AVC-A110は、映像のダイナミックレンジを拡張する「HDR(High Dynamic Range)」映像信号のパススルーに対応しています。HDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加えて、HDR10+およびDynamic HDRにも対応するため、パッケージメディア、ストリーミング、放送などソースを問わず表現力豊かなHDR映像を楽しむことができます。
モニター1のHDMI出力端子はARCおよびeARCに対応しています。eARCではTVからAVレシーバーへの5.1ch、7.1chリニアPCM音声やDolby Atmos、DTS:Xなどのオブジェクトオーディオの伝送が可能です。
AVC-A110は、HDMI 2.1の新機能「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QMS(Quick Media Switching)」、「QFT(Quick Frame Transport)」に対応しています。ALLMはコンテンツの種類に応じて画質とレイテンシーのどちらを優先するかを自動で切り替える機能です。例えばゲームやVRコンテンツを再生する際には、レイテンシーが最小になるよう設定され、操作に対する画面表示の遅れを最小化します。その際AVレシーバーは、画質調整やi/pスケーラー、オートリップシンクなど、レイテンシーに影響する機能を停止します。VRRは、PCやゲーム機などの映像ソース機器とディスプレイを同期させ、任意のタイミングでリフレッシュレートを切り替えることを可能にします。これにより画面割れ(ティアリング)やカクつきなしに映像を表示することができます。QFTは、ディスプレイ側のフレームレートは変更せずに、映像ソース機器からの伝送速度を上げることでレイテンシーを低減し、ゲームやVRコンテンツにおける表示の遅延を解消し、スムーズでシームレスな映像を実現します。QMSは、ディスプレイとソース機器のリンクを維持したままフレームレートや解像度を切り替えることを可能にします。これにより従来発生していた画面のブラックアウトや表示の乱れの問題を解決します。
入力された映像信号を8K/60pや4K/60pなどにアップスケーリングしてHDMI出力することができます。
※フレームレート変換は行いません。
本機がスタンバイ状態のときでも、HDMI入力信号をTVに出力することができます。また本機がスタンバイ状態のときでもリモコンの入力ソース選択ボタンで本機の入力ソースを切り替えることができます。
ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーを搭載。セットアップ、操作は無料のHEOSアプリで誰でも簡単に。ストリーミングサービスやインターネットラジオをはじめ、ローカルネットワーク上のミュージックサーバー(NAS / PC / Macなど)やUSBメモリーに保存した音源やスマートフォン、タブレット、Bluetooth®機器など、多彩な音源を再生することができます。さらに同一のネットワークに接続した他のHEOS Built-inデバイスにAVC-A110で再生中の音楽を配信することもできます。
Amazon Music HDやAWA、Spotify、SoundCloudなど幅広い音楽ストリーミングサービスに対応。ストリーミングサービスでは、これまでのように自分の好きなアーティストの楽曲を選んで再生することはもちろん、最新楽曲から往年の名曲まで、音楽のジャンル、時代、その日の気分などで選べる多種多様なプレイリストが豊富に用意されているため、新たな音楽との出会いの可能性が無限に広がります。また、音楽、トーク、ニュースなど世界中のインターネットラジオも楽しむことができます。MP3、WMA、AACフォーマットで配信されている放送に対応しています。インターネットラジオ局の検索は、「TuneIn」のデータベースからジャンルや地域、言語などをもとに簡単に行うことができます。
※サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。
Amazon Alexaによる音声コントロールに対応しています。Amazon EchoなどのAlexaが利用可能なデバイスに話しかけるだけで再生、停止、スキップや音量の調整などの基本的な操作に加えて、Amazon Musicの楽曲から曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生することができます。また、インターネットラジオの放送局を音声で呼び出すこともできます。
ミュージックサーバーやUSBメモリーに保存したDSDファイル、ハイレゾ音源の再生に対応しています。DSDファイルは5.6MHzまで、PCM系ファイルは192kHz/24bitまで再生することができます。さらに、DSD、WAV、 FLAC、Apple Losslessファイルのギャップレス再生にも対応。クラシック音楽や、ライブ盤などを聴いても曲間で音が途切れることがありません。
iPhoneやiPad、Macなどから手軽に音楽を再生できる「AirPlay 2」に対応。Apple Musicやアプリなどの音声をAVC-A110で楽しむことができます。また複数のAirPlay 2対応機器によるマルチルーム再生にも対応しています。さらに、「ホーム」アプリ上でAVC-A110をアクセサリとして追加すると、Apple MusicやiPhoneのライブラリの曲をSiriによるボイスコントロールで再生することができるようになります。 ※サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。
スマートフォンやタブレット、PCなどのBluetooth(A2DPプロファイル)対応機器からのワイヤレス音楽再生に対応。AVRCPプロファイルにも対応しているため、本機のリモコンで再生、一時停止、スキップなどの操作を行うこともできます。最大8台までのBluetooth機器とペアリングすることができます。
iPod touch / iPhone / iPad、Androidスマートフォン、タブレット用リモコンアプリ「Denon 2016 AVR Remote」に対応。同一ネットワーク内のモバイルデバイスからAVC-A110の操作や設定を行うことができます。
AVC-A110はWi-Fi(無線LAN)接続に対応しているため、設置場所に有線LAN環境がなくても、ネットワークオーディオやインターネットラジオの再生、アプリでの操作が可能です。2.4 GHz帯と5 GHz帯の両方が利用でき、より安定した通信が可能になりました。MIMO (Multiple-Input and Multiple-Output)にも対応しているため、高速かつ安定した通信が可能です。Wi-Fiのセットアップは、対応ルーターとボタン一つで接続できる「WPS」や、iOSデバイスを使った設定など誰でも簡単に行える方法をご用意しています。
消費電力を抑えながら映画や音楽を楽しめる「エコモード」を搭載。常時消費電力を低減する「オン」、音量の設定や入力信号の有無に応じて自動的にパワーアンプへの電力供給を最適化する「オート」、消費電力を低減しない「オフ」の切り替えが可能です※。
※お買い上げ時の設定は「オート」
ケーブルを接続しやすいように、スピーカー端子を横一列に配置し、ケーブルの差込口を真上にしています。しっかりとケーブルを固定できるため、ケーブルの緩みや抜けによるショートなどのトラブルを防止することができます。また、チャンネルごとに端子の表示が色分けされており、付属の色付きケーブルラベルを使用すれば、スピーカーケーブルの誤配線も防止できます。
スピーカーの接続や設定、入力機器との接続、そしてネットワークの設定など、AVアンプの初期設定をテキストと画像でわかりやすくガイドする「セットアップアシスタント」機能を搭載しています。
入力ソースや音量レベル、サウンドモードなどのステータスや、セットアップ画面を日本語でモニターに表示します。表示言語は英語に切り替えることもできます。
本体、およびリモコンのクイックセレクトボタンに入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを記憶することができます。次に再生するときは、登録してあるクイックセレクトボタンを押すだけで、記憶しているさまざまな設定を一度に切り替えることができます。クイックセレクトプラス機能は、ゾーンごとに記憶が可能です。
AVC-A110は2系統のマルチゾーンプリアウトを搭載しています。また、メインゾーンでハイトスピーカーを使用していない場合には、そのアンプをゾーン2/ゾーン3に割り当てることができます。それぞれのゾーンで個別に入力の選択やボリュームの設定が可能です。また、All Zone Stereo機能を使用すると、メインゾーンで再生中の音楽を同時にすべてのゾーンで楽しめます。
搭載パワーアンプ数 | 13ch |
定格出力 (8Ω、20Hz ~ 20kHz、THD 0.05%、2ch駆動) | 150W+150W |
実用最大出力 (JEITA: 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動) | 260W |
適合インピーダンス | 4 ~ 16Ω |
周波数特性 | 10Hz ~ 100kHz (+1, -3dB、ダイレクトモード時) |
S/N比 | 102dB (IHF-A、ダイレクトモード時) |
ひずみ率 | 0.005%(20Hz~20kHz、ダイレクトモード時) |
無線LAN | ネットワーク種類(無線LAN 規格): IEEE 802.11a / b / g / n 準拠(Wi-Fi® 準拠) セキュリティ: WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、 WPA/WPA2-PSK(TKIP) 無線周波数: 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | バージョン: 4.2 対応プロファイル: A2DP 1.2、 AVRCP 1.5 対応コーデック: SBC 周波数帯域 / 送信出力 / 通信距離 2.4GHz 帯域 / Class 1 / 約30m (見通し距離) |
HDMI端子 | 入力× 8(フロント × 1)※8K対応入力×1(HDMI 7) 出力× 3(モニター × 2、ゾーン2 × 1)※8K対応出力×2(モニター1/2) |
アナログ映像入出力端子 | コンポジット入力 × 4、コンポーネント入力 × 3、コンポジット出力 × 2(モニター/ゾーン3 × 1、ゾーン2 × 1)、コンポーネント出力 × 1 |
音声入出力端子 | アナログ音声入力 × 7、Phono入力(MM)× 1、アナログ7.1ch入力 × 1、光デジタル入力 × 2、同軸デジタル入力 × 2、15.2chプリアウト × 1、ゾーンプリアウト × 2、ヘッドホン出力× 1(フロント) |
その他の入出力端子 | Denon Link HD × 1、Network × 1、USB-A × 1(フロント)、USB-A × 1(リア、5V/1.5A 給電専用)、Wi-Fi/Bluetooth アンテナ×2、セットアップマイク入力 × 1(フロント)、RS-232C × 1、DCトリガー出力 × 2、リモートコントロール(IR)入出力 × 各1 |
外形寸法(フット、端子、つまみ、アンテナを含む) | W434 × H259 × D482mm (アンテナを立てた場合) W434 × H195 × D482mm (アンテナを寝かせた場合) |
質量 | 25.4kg |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
消費電力 | 900W |
待機電力 | 0.1W (通常スタンバイ) 0.5W (CEC スタンバイ) |
付属品 | かんたんスタートガイド、リモコン、単3形乾電池 × 2、セットアップマイク、マイクスタンド、Wi-Fi/Bluetoothアンテナ × 2、ケーブルラベル、電源コード |
発売日:2020年10月上旬