AH-D9200 に使用される孟宗竹ハウジングは、竹材の産地である高知県で生産されています。伐採、製材、切削、研磨、そして塗装の各工程において、日本屈指の木材加工技術を有する熟練の職人たちによって、ひとつひとつ丁寧に仕上げられています。ハウジングやドライバー、ハンガーなど、すべてのパーツがデノンが誇るマザー工場である白河オーディオワークスに集められ、組み立てから、検査、梱包に至る全工程を専任の担当者の手によって行うことにより、極めて高い品質を実現しています。
軽量、高剛性、そして適度な内部損失を理想的なバランスで備えた 50mm 径のナノファイバー振動板を採用。AH-D9200 においては孟宗竹ハウジングとのマッチングのためにナノファイバーの配合比を最適化し、レーザー解析によって振動板をより歪の少ない形状に改良しました。そしてデノンのこだわりである、スピーカーと同様に振動板外周をロールエッジで支持するフリーエッジ構造に よって、振動板全域にわたる均一なピストンモーションを可能にし、 極めて低歪かつ低域の量感豊かなサウンドを実現しました。
南国の温暖な気候の中、適切な管理の下で育まれた高知県産の上質な「孟宗竹」をハウジングに採用。竹は、その手触りや意匠性の高さから高級車のハンドルや内装に採用されていることで知られていますが、デノンは新たなハイエンドヘッドホンのために様々な素材を検討する中で、竹が軽量性と適度な剛性、そして非常に優れた振動吸収性を併せ持つ理想的な素材であることを発見。この孟宗竹との出会いが、雄大なサウンドステージをナチュラルかつ緻密に描く、かつてない表現力を現実のものとしました。
限りなく高純度な音を求め、OFC(無酸素銅)線を最も導電率の高い金属である純銀でコーティングした、シルバーコートOFC 線を導体に採用。アウターシースには手触りが良く、強度にも優れる布巻きを採用しています。プラグ部には削り出しのアルミスリーブを用いて耐久性を向上させています。
ハンガー部には軽量かつ堅牢なアルミダイキャストを採用。音響的なパフォーマンスに貢献するだけではなく、ひとつひとつ丁寧に仕上げられた美しい輝きが所有する満足感を高めます。目盛りと明確なクリック感のあるアジャスターによって容易に最適なサイズに 調整できます。
一般的な人工皮革のおよそ2倍の耐久性を備える人工皮革を独自開発。三次元縫製により、頭部のカーブにフィットし、圧力が均等にかかる理想的な形状に仕上げました。側圧を最適化する形状記憶フォームと合わせ、ストレスなく耳を包み込む装着感と気密性を実現しました。
形式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー | 50 mm フリーエッジ・ナノファイバー・ドライバー |
マグネット | ネオジウム・マグネット |
インピーダンス | 24 Ω |
感度 | 105 dB / mW |
最大入力 | 1,800 mW |
再生周波数 | 5 - 56,000 Hz |
質量 | 375 g(ケーブルを除く) |
ケーブル(着脱式) | 3.0 m シルバーコート OFC 線、1.3 m OFC 線 |
プラグ | アンプ側: | 6.3 mm 標準ステレオプラグ(3.0 m ケーブル ) 3.5 mm ステレオミニプラグ(1.3 m ケーブル ) |
ヘッドホン側: | 3.5 mm モノラルミニプラグ× 2 |
付属品 | 取扱説明書、6.3mm 標準プラグアダプター、クリーニングクロス |
保証期間:1年
発売日:2018年9月下旬